ベストプレゼンテーション賞受賞者

第65回質量分析総合討論会討論会では、若手の育成を期すため、ベストプレゼンテーション賞の表彰を行いました。発表申込み時に本賞審査対象となることを希望された口頭発表12件、ポスター発表41件について、実行委員会が委嘱した審査員50名(日本質量分析学会新旧理事、セッションオーガナイザー等)によって厳正なる審査を行い、口頭およびポスター部門最優秀賞各1件ならびに口頭発表部門優秀賞1件、ポスター発表部門優秀賞5件を決定いたしました。

最優秀賞

口頭発表部門
3D-O1-1050(3P-45) 城田起郎(新潟薬大)
「近赤外フェムト秒レーザーイオン化によるMALDIプルーム組成の解明および「準熱平衡モデル」に基づく数値シミュレーション」
ポスター発表部門
1P-27 高山卓大(静岡県大薬)
「安定同位体標識誘導体化を利用したLC-HR/MSによる官能基特異的高精度キラルメタボロミクスの開発」

優秀賞

口頭発表部門
3D-O2-1525(3P-09) 後藤哲智(愛媛大沿環研セ)
「GCxGC-ToFMSによる残留性有機汚染物質の網羅的スクリーニング」
ポスター発表部門
2P-56 北庄司暉浩(阪市大)
「新規Bradbury-Nielsen Ion Gateを用いた芳香族多価分子カチオンの反応追跡」
1P-19 大矢倫子(名大院医)
「LC-MS Imagingによる脳内での薬物動態と神経伝達物質変化の同時解析」
1P-39 秋山央子(理研)
「脳における多様なステリルグリコシド:コレステロールおよび植物ステロール配糖体の完全構造決定」
1P-57 坂本賢也(横市大院生命ナノ)
「負イオンHFクラスターの水素結合解離反応とプロトン移動反応」
2P-24 杉山栄二(慶大医)
「神経突起内局所脂質代謝動態を解析可能にする分析系の構築」

受賞された皆様に心よりお祝い申し上げますとともに、惜しくも受賞に至らなかった応募者の方々を含め、若手各位の今後のさらなるご発展を祈念いたします。 また、お忙しい中、審査にご協力くださいました先生方に、この場を借りて厚くお礼申し上げます。

賞の詳細

第65回質量分析総合討論会ベストプレゼンテーション賞
第65回質量分析総合討論会(2017つくば)において、研究の質、およびプレゼンテーションの正確さ、表現の分かりやすさに関する評価基準に照らし合わせ、優れていると判断された演題の主たる発表者に与えられる賞
応募資格:
代表発表者として発表する若手(2017年4月1日時点で40歳未満)の正会員または学生会員
審査基準:
  • 口頭発表、ポスター発表:研究の独自性、発展性に関する基準項目(配点50%)
    研究目的の新規性、独創性が高く、また明確に示されているか
    研究の有用性、発展性が高いか
    結果の解釈と考察が科学的かつ論理的で示唆に富んでいるか
  • 口頭発表:プレゼンテーションの正確さ、表現の分かりやすさに関する基準項目(口頭発表)(配点50%)
    各スライドの映写だけでも要点を理解することができるスライド構成か
    (日本語での発表の場合、日本語がわからない人でも理解できる内容か)
    文字や図表の大きさが適切か
    情報が過多ではないか
    用語が正しく使用されているか
    発表での説明がわかりやすく時間配分が適切か
    質問に対する回答が簡潔かつ的確であるか
  • ポスター発表:プレゼンテーションの正確さ、表現の分かりやすさに関する基準項目(配点50%)
    ポスターを見渡して、説明を聞かなくても要点をすぐに理解することができるか
    文字や図表の大きさが適度であり、ある程度離れても解読できるか
    情報が過多ではないか
    用語が正しく使用されているか
    発表者の説明が簡潔かつわかりやすく、説明時間が適切か
    質問に対する回答が簡潔かつ的確であるか
    ポスター発表での説明が簡潔かつわかりやすいものであるか