BMSコンファレンス30周年記念誌発刊の意義とねらい

 BMSコンファレンスが果たしてきた社会的役割、関わったことのある一人ひとりにとってのBMSの意義、後世に伝えるもの、これらが凝縮されているのが、BMSコンファレンス30周年記念誌です。BMS談話会を創設されたBMS第一世代の流れを、BMS第二世代が受け継ぎまとめ上げたのがこの記念誌です。この記念誌の発刊を機に、BMSの中心はBMS第三世代へと移って行く節目でもあります。数年前に演者としてお願いしたバイオインフォマティクスの先生に、『昼間はめいっぱい勉強をし、夜はお酒で議論をする。君たちは何でこんなに楽しいコンファレンスを持っているんだ?』と言われたことがあります。BMSの本質を言い当てた言葉であり、第一世代から第二世代が受け継いだことでもあります。

 第一世代にとっては思い出の詰まった記念誌であり、第二世代にとっては足跡を確かめBMSの明日に役立てる記念誌であり、第三世代にとっては新しいBMSを切り拓く記念誌です。

 この記念誌は本来、関係者に無料で配布し読んでいただくものとして準備して参りましたが、草創期に参加された方々は、既に引退され住所が不明であったり、また転勤その他で住所が分からない方が少なからずいらっしゃる事が判明するにつれ、配布方法が問題となってきました。

 結局、我々の出した結論は「読んでいただく方からアクセスして頂こう」ということになり、このような配布方法となりましたことをご了解いただきたいと思います。 皆様方の積極的な購読を期待いたします。


『BMSコンファレンス30周年記念誌編集委員会 山岡亮平、平山和雄、橋本豊、原田健一』