2004年度 同位体比部会開催報告

 2004年度同位体比部会研究会は、参加者64名で下記の要領で開催された。今年度は、恒例の定年を迎えられる会員の特別講演「天水の水素・酸素同位体比」(松葉谷 治氏、秋田大学工学資源学部)を含めて、16の口頭発表と30のポスター発表があった。今回は新たに特別学術講演を企画して、櫻井敬久氏(山形大学理学部)と今村峯雄氏(国立歴史民俗博物館)に、炭素14同位体測定に基づいた宇宙線強度変化と絶対年代測定の研究や、最近話題になっている弥生式土器の編年について解説していただいた。一般の口頭発表は30分間、ポスター発表は一人2分間の口頭発表を行ったのち、学生の発表14件と一般の発表16件に分けて、それぞれ1時間30分のコアタイムを設定して十分な議論の時間を確保した。4年目となるナイスポスター賞は対象を学生の発表に限って投票した結果、渡邊 裕美子さん(東京大学地震研究所)が獲得した。


日時2004年11月24日(水)~26日(金)
場所月岡ホテル(〒999-3141 上山市新湯1-33)
参加者64名(一般 43名、学生 21名)(参加会員 15名)
特別学術講演
鳥海神代杉の年代測定と宇宙線 櫻井敬久(山形大学理学部)
AMS炭素14測定と弥生の年代 今村峯雄(国立歴史民俗博物館)

プログラム
    こちら(PDF:240KB)をご覧ください。