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基調講演・受賞講演     【>> プログラム詳細

基調講演

脳化社会は分子レベルで理解できるか?
養老孟司(東京大学名誉教授)
Mass Spectrometric Investigation of Noncovalent Interactions using Ultra-soft Spray ionization and Ultra-high Mass Detection
Renato Zenobi (ETH Zurich)

受賞講演

日本質量分析学会 技術賞
四重極質量分析計から四重極イオントラップ−飛行時間ハイブリッド型装置にいたる質量分析装置の開発とその普及
御石浩三(島津製作所)
日本質量分析学会 奨励賞
らせん状のイオン軌道をもつ飛行時間質量分析計の開発
佐藤貴弥 (日本電子)

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セッション名 基本物理定数決定のための同位体分析
副題 ― 絶対同位体分析の重要性 ―
オーガナイザー 長尾敬介(東京大学)、野村雅夫(東京工業大学)、
平田岳史(東京工業大学)
開催主旨  いくつかの基本物理定数を決めるうえで、重さ(キログラム)やアボガドロ数を正確に定義する必要がある。この学術的要請を背景に元素の原子量や同位体組成を正確に求める試みが進んでいる。本シンポジウムでは、絶対同位体分析の意義とその重要性をレビューするとともに、質量分析技術を用いた最新の計測法について討論する。
セッション名 新たな質量分析学を切り開くイオン反応
副題 ― 質量分析学の発展により明らかになるイオン反応 ―
オーガナイザー 早川滋雄(大阪府立大学)
開催主旨  イオン反応は、化学反応の立場から質量分析学にアプローチする基礎的分野であり、イオンと電子との相互作用、イオンと分子との2分子反応,イオンと固体表面の相互作用などの多くの問題を包含している。研究対象は、かつての真空中に孤立した原子分子の反応から、バイオにおける生体高分子の反応まで大きな広がりを見せている。化学反応は対象とする化学種によりその挙動が大きく変わる。このような反応を物理化学の現象として理解するために質量分析の手法は必要不可欠であり、同時にこの現象の理解が質量分析学の発展に寄与する可能性は大きい。今回のシンポジウムでは、生体高分子分析におけるイオン反応の重要性から、新規ツール開発で可能となるイオン反応の観測までを俯瞰する。特に、アプリケーション側から見たイオン反応と計測機器側から見たイオン反応の双方からのアプローチを試み、基礎化学からライフサイエンスで使われるイオン反応の現状と今後について討論する。
セッション名 発生ガス分析(EGA-MS)の最前線
副題 ― 熱分析におけるMSの役割とその貢献 ―
オーガナイザー 伊佐公男(福井大学)、有井忠((株)リガク)
開催主旨  有機−無機変換プロセスを用いた機能性材料の研究に代表されるように、出発原料物質の熱プロセスの解明が製品性能や省エネルギーの観点からも重要視されている。そのためには、実際の反応過程を正確に分析することが不可欠であり、熱分析として質量分析法を活用した発生ガス分析(EGA-MS)が数多く報告されるようになった。そこで、多岐に渡って熱分析として活躍するEGA-MSに焦点を当て、質量分析法が担う役割とどのように貢献しているかについて討論することを目的とする。
セッション名 SIMSの基礎から最先端
副題 ― 原子から生体分子まで ―
オーガナイザー 森下祐一(産業技術総合研究所)
開催主旨  二次イオン質量分析法(SIMS)は,高感度・高空間分解能を特徴とする固体表面局所分析法であり、主に、半導体材料における微量元素の分析に活用されてきた。近年、地球科学からバイオ分野等へと適用が広がっている。SIMSは、深さ分布が測定でき、四重極(Q-pole)型、または質量分解能の高いセクター磁場型が主なダイナミックSIMSと、試料表面の損傷が小さく、TOF型が多いスタティックSIMSに大別することができる。一般的に、ダイナミックSIMSでは無機物の分析を行い、スタティックSIMSでは有機物を扱うことが多い。
 本シンポジウムでは、まずSIMSの基礎的な特徴をレビューし、原子レベルでの分析に迫る定量分析や同位体比分析の最先端から、最近行われるようになった生体分子の分析まで、幅広い分野でのSIMSの可能性を、具体例に即して討論する。本シンポジウムを通じてSIMSの特徴が理解され,SIMSの活用が加速されることを期待したい。
セッション名 農林水産分野研究にいかに質量分析技術が利用できるか
オーガナイザー 小松節子(農業・食品産業技術総合研究機構)
開催主旨  近年、プロテオーム解析およびメタボローム解析によって、植物の増殖分化・生長などに係わるタンパク質・代謝産物、さらには環境ストレスにより発現が変動するタンパク質・代謝産物が多数発見されてきた。これらタンパク質・代謝産物の機能を解明すれば、植物の基本現象を人為的に制御する技術やストレス耐性植物の評価等、生産性の高い植物を育成する道が開かれる可能性がある。しかし、植物において、イネやシロイヌナズナ等ではゲノム情報および生物資源材料が充実しているが、他の植物、特に作物においては未だ不十分である。さらに、植物は動物と違った生物機構や応答機構を兼ね備えているために、単純に動物のメカニズムを代替えすることはできない。本シンポジウムでは、プロテオーム解析およびメタボローム解析で広く用いられている質量分析技術が、いかに農林水産分野研究で利用できるかについて討論する。
セッション名 医用分野における質量分析
オーガナイザー 田口良(東京大学)
開催主旨  医用分野における質量分析の利用については、現在、幾つかの分野に於いて具体的な取り組みが行われており、欠くことの出来ない手法の一つとなってきている。特に産婦人科、小児科の分野における先天的有機酸代謝異常についてはろ紙血やろ紙尿を用いたGC-MSやタンデムMSによる診断が成果を上げてきている。また法医学の分野においても毒物、麻薬等の検出に大きな役割を担っており、各県警等の研究機関においてもこれらの手法は重要な位置を占めてきている。さらに治療の面に於いても、薬物投与による薬効や副作用などの解析、予防医学面でのマーカー検出、発症前の診断や創薬等、今後、多くの医用分野での質量分析の利用拡大が予想される。
 このシンポジウムでは、これらの分野における質量分析の利用の現状と今後の課題や期待等について討論する。
セッション名 糖鎖の質量分析スペクトルデータベース
副題 — 何ができるか、何が必要か? —
オーガナイザー 亀山昭彦(産業技術総合研究所)
開催主旨  タンパク質の機能を論じる上で、糖鎖の解析が重要であることに多くの研究者が気づき始めている。しかし、糖鎖には多数の異性体が存在し、その構造解析は容易ではない。糖鎖の質量分析スペクトルデータベースは、糖鎖研究に画期的な技術革新をもたらす可能性を秘めている。本シンポジウムでは、グライコミクスに関する独自の質量分析リソースを持っている複数の機関の方々に講演していただくとともに、日本全体で一丸となったリソースの展開およびその活用促進に向けて、何ができるか、何が必要かについて討論する。
セッション名 データベースからひもとく質量分析情報学
オーガナイザー 河合隆利(エーザイ(株))
開催主旨  質量分析データであるm/zとイオン強度から物質を同定する際には、スペクトルデータベースとそれを検索する検索エンジンが必須のツールである。タンパク質を対象としたプロテオーム、代謝物を対象としたメタボローム、そして低分子化合物を対象にしたスペクトルデータなど、対象とする化合物のカテゴリーごとにデータベースが整備され、それぞれ固有の検索アルゴリズムが開発されてきた。そこで、質量分析におけるデータベースの最新情報、各データベースの特徴と共通性、関連性について俯瞰するとともに、それぞれの将来性、限界や質量分析情報学に関わる先端研究について討論する。
セッション名 イオン化法の本質に迫る
オーガナイザー 平岡賢三(山梨大学)、中村健道(理化学研究所)
開催主旨  質量分析はイオン化から始まる。このシンポジウムでは、これまで開発されてきた各種イオン化法の本質を理解し、これらの方法の特性を見極める。そして、これを基盤に次世代イオン化法の方向性を模索する。具体的には、電子イオン化、化学イオン化、光イオン化、ペニングイオン化、エレクトロスプレー、MALDI、SALDIなどの本質を明らかにした上で、次世代イオン化法の創成を考える。会場から、従来法の限界、および新しいイオン化法開発の必要性を熱く語っていただき、ニーズとシーズに関する集中討論を行う。
セッション名 質量分析イメージングの進展
オーガナイザー 内藤康秀(光産業創成大学院大学)、
瀬藤光利(浜松医科大学)
開催主旨  プロテオームやメタボロームの領域で質量分析が盛んに用いられるようになってきている。一方で、生体分子の代謝や生理的機能の発現が、特定の局在化された部位で起こることも明らかになってきた。このシンポジウムでは、質量分析における包括的解析機能を局在的検出手法と統合するアプローチ、質量分析イメージングの実際とその問題点に焦点を当てる。特に高解像度化手法と定量手法についての討論を期待している。
セッション名 質量分析における分子検出技術
副題 ーノーベル賞に至った機器開発から難病の克服を支える生体分析へー
オーガナイザー 大久保雅隆(産業技術総合研究所)
開催主旨  日本の現状では、機器開発と応用分析の間の溝が深い等の理由により、機器開発から応用分析に繋がる先端分析機器創出の成功例が少ないと思われる。その溝の1つとして、質量分析計の場合、そのコンポーネントであるイオン源・質量分離・解離・検出器などの性能が機器を用いたトータルの分析性能に大きく影響するものの、個々のコンポーネントの特徴がユーザーからは見えにくいため、機器の設計開発者の意図がユーザーに伝わりにくいことが挙げられよう。例えば、上記コンポーネントの中で分子の到来を質量スペクトルに変換する検出系は質量分析計の性能に直接影響するにも拘らず、例年の総合討論会においては、検出系の特徴や新規開発に関する議論がほとんどされていないため、多くのユーザーはスペクトル上のピークに含まれる検出系の影響を把握し難い状況にあると思われる。
 そこで今回、機器開発者からユーザーまでを対象として、主に検出系に関わる基礎から先端技術開発までを網羅したシンポジウムを企画する。「質量分析計がボトムアップからトップダウンプロテオミクスにおいて主導的役割を果たすようになり、ノーベル賞に輝いた研究開発の初期段階から今日まで用いられている検出系」、「その検出系で可能になる応用分析」、「近年における新規検出系開発」などに関する話題提供をいただくとともに、先端的な分子検出の試みについての活発な討論を通じて、機器開発者の言い分とユーザーの言い分を戦わせる。
セッション名 夢の質量分析装置
オーガナイザー 瀬藤光利(浜松医科大学)
開催主旨  新しい質量分析装置の開発の実際は、要素技術(シーズ)とユーザー(ニーズ)が出会う交差点であり、質量分析学の中心的話題である。現在日本で進行中の近未来に完成が期待されている装置開発の国家プロジェクトを中心に発表し、工学の実際について議論する。 中未来に質量分析装置に期待されるニーズ(In vivo、リアルタイム、分取など)を、シーズ技術(ソフトランディング、MEMS、クラスタービーム、ナノ微粒子、近接場光学、NMR技術など)によって解決に導くための実装技術の道しるべになれば幸いである。なお、このシンポジウムの討論議題は明確なアプリケーションのビジョンをもったハード開発に限定し、イオン化や検出器といった要素技術についてはそれぞれの専門シンポジウムで取り扱う。

ワークショップ     >> プログラム詳細
セッション名 質量分析用語の現状とIUPAC新勧告
オーガナイザー 吉野健一(神戸大学)
開催主旨  質量分析関連用語のIUPAC新勧告も2008年度中には公表される見込みである。それに準拠した形で、MSSJの改訂用語集も刊行される。Mass-to-charge ratio(質量電荷比)など質量分析関係者にとってなじみ深い用語が非推奨用語の扱いに変わるなど、新勧告の定義文は現場に戸惑いを招く恐れもある。また一方で質量分析用語の誤用も基礎的な科学知識の錯誤から生じていることもあり、用語の理解を通して質量分析に必要な基礎的な科学知識を理解することも必要である。
 このワークショップでは、IUPACの新勧告案が混乱なく浸透することを目指して、用語委員会から新しい勧告案の変更点を説明し、参加者との質疑応答、対話を通して広く理解してもらうことを試みる。また、会場から様々な意見をピックアップし、用語に関する疑問点、問題点を共有し、解決策を模索すると同時に、MSSJ発行の用語集再改訂に資する意見収集や、IUPACの改訂作業に再び寄与する機会が得られた場合に、MSSJとしての意見を反映させるための情報を蓄積することを目的とする。
セッション名 コンペティション:動態分野におけるLC/MS(/MS)機種選定の勘どころ
オーガナイザー 荻原琢男(高崎健康福祉大学)、佐野善寿(エーザイ(株))
開催主旨  LC/MS(/MS)は、生体中の微量薬物の定性・定量,代謝物の構造決定等,今や医薬品動態研究においては欠くことのできない機器となっている.また技術的にも日進月歩の進化を続けており,研究者は,それぞれの機種の特性や性能に関する最新情報を常に把握しておく必要がある.本シンポジウムでは,国内外の、特に動態分野でシェアの高いメーカーの担当者には自社製品の有用性を、ユーザーにはそれらの機器を用いた最近の研究成果を、製品特性や比較を含めた発表を期待する。このシンポジウムが、動態研究者のLC/MS機種選定の一助となれば幸いである。
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セッション名 MS cafe in TSUKUBA
副題 − MSの悩みをみんなで考えよう −
オーガナイザー 笠間健嗣(東京医科歯科大学)
開催主旨  MSの性能はどんどん向上し、いつでもすぐに測定ができるようになってきているが、なぜか悩みはつきないのが現状である。日頃MSについて悩んでいること、知りたいことを参加者全員で討論しようというワークショップを企画する。本ワークショップでは、話題提供していただく方数名を除いて、基本的には参加者からの積極的な発言を期待する。また、10分程度で「このような問題をこのように解決した」、「こんな分析手法を考えてみた」、「このような問題に直面しているが解決法はあるのか」などの話題提供をお願いしたい。
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セッション名 生体試料中濃度測定に関するAAPS/FDA White Paper に対するディスカッション
オーガナイザー 原久典(ノバルティスファーマ(株))
開催主旨  2001年にFDAより生体試料中濃度測定(Bioanalytical Method Validation)に関するガイダンス(1) が出された。このFDAガイダンスは、医薬品分野に留まらず、生体試料中の濃度測定全般に対して少なからず影響を与えるものとなっている。それ以来、米国では生体試料中濃度測定におけるバリデーションの項目や方法について、様々な場でディスカッションが成されている。これらのディスカッションにはFDAも参加し、その最も最近の成果はWhite Paper(2)という形で誌上に公開された。最近では、欧州においても関係者によるディスカッションの輪が広がっている。このように欧米では活発な議論が行われているが、日本においては未だ当局は元より学会等でもまとまった議題として取り上げられることもなく、一部の研究者による限られたディスカッションにとどまっている。
 近年の技術の進歩により、生体試料の定量分析の大半は質量分析装置を用いて行われていると言っても過言ではない。そこで、今回の質量分析総合討論会のワークショップにおいて、 White Paper および FDA ガイダンスに対する議論の場を設ける。効果的な議論を行うために、 White Paperの筆頭著者であるCT ViswanathanをFDAより招聘して、意義・目的を紹介していただき、いくつかのテーマに分けたディスカッションを通して、日本の研究者の意見を集約する。
(本ワークショップにのみ参加される方も学会参加登録は必要です)
(1) http://www.fda.gov/cder/guidance/4252fnl.pdf
(2) http://www.aapsj.org/articles/aapsj0901/
aapsj0901004/aapsj0901004.pdf

アンケート アンケートのご協力をお願い致します。ダウンロードはこちらから。


ポスター発表
第1日目  5月14日(水)のプログラム詳細
第2日目  5月15日(木)のプログラム詳細
第3日目  5月16日(金)のプログラム詳細


討論会タイムテーブル
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  (演題・時間・会場は変更になる可能性があります。)

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