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講習会

第34回質量分析講習会 プログラム詳細

プログラム
第1日目 11月20日(水)
9:45~ 受付開始
10:00~10:10 ◆諸連絡及び趣旨説明
10:10~10:40 ◆質量分析概論
本山 晃((株)資生堂)
【概要】二日間の講習全体のイントロダクションとして,「『質量分析』とはそもそも何なのか・何をしているのか」,並びに「質量分析を学ぶ上で不可欠な有機化学の基本知識」を解説します.
10:45~12:15 ◆イオン化法
関本 奏子(横浜市立大学)
【概要】測定試料は様々な物理化学的性質を持ち,各々の性質に適したイオン化法の開発が現在も進んでいます.初期に開発された電子イオン化法,化学イオン化法から近代のアンビエントイオン化法まで歴史的経緯を交え紹介し,各イオン化法の原理と特色を解説します.
12:15~13:00 昼食休憩
13:00~14:30 ◆スペクトルの見方
内藤 康秀(光産業創成大学院大学)
【概要】マススペクトルから情報を読み取る際の基本について,関連用語も含めて解説します.マススペクトルに現れる同位体パターンの解釈,質量情報としてのノミナル質量やモノアイソトピック質量や平均質量の意味とそれらの利用の仕方,質量分解能の定義と留意点などについて学びます.
14:50~15:50 ◆フラグメンテーションの基礎
絹見 朋也((独)産業技術総合研究所)
【概要】フラグメンテーションを理解することは構造解析のみならず,定量分析を行ううえでもたいへん重要になっています.フラグメンテーションを理解する入り口として,有機化学の視点からフラグメンテーションの理論とスペクトルの解釈について解説します.
16:10~17:40 ◆質量分析装置-質量分析計の原理を中心に-
佐藤 貴弥(日本電子(株))
【概要】現在の質量分析装置には多種多様な質量分析部が採用されています.種々の質量分析計から得られるマススペクトルの横軸と縦軸を決める質量分離と検出の原理について解説します.またそれらの組み合わせであるハイブリッド型質量分析計についても解説します.
17:40~18:40 ◆情報交換会

第2日目 11月21日(木)
9:30~10:40 ◆分析の目的と手法
中村 健道((独)理化学研究所)
【概要】質量分析が他の機器分析と際立って異なっている点の一つは,極めて幅広い応用分野・目的に対し多種多彩な手法で対応可能なことです.実際の分析現場では目的に応じ種々の要素を適切に選択し組合せて利用していく必要があります.基本をふまえ,目的に応じて手法を選択していくための考え方について学びます.
10:50~12:20 ◆LC/MSの基礎
上田 和広((株)住化分析センター)
【概要】質量分析計の産業利用に大きく寄与,発展し続けるLC/MSについて,その基礎を以下の4部構成で解説します.
(1)質量分析装置への接続を前提としたLCの基礎(選択頻度の高い逆相LCを中心に)
(2)LCとMSをつなぐイオン化法
(3)LC/MSで用いられるMSの種類とその特徴
(4)LC/MSの活用事例(定性,定量)
12:20~13:10 昼食休憩
13:10~14:40 ◆GC/MSの基礎
笠松 隆志(アジレント・テクノロジー(株))
【概要】GC/MSを使用した分析に関する基礎を解説します.GC注入口やカラムについて,質量分析部の原理、定量・定性分析の基本,その他分析に際してのポイントなどについて解説します.
15:00~16:20 ◆質量分析の新しい使い方 ―イメージング質量分析の基礎とその応用―
新間 秀一((独)国立がん研究センター)
【概要】質量分析を用いた組織内における分子分布情報を得るイメージング質量分析という手法があります.この方法は質量分析法の中でも新しい手法であり,非常に活発な研究が国内外で行われています.この講義では,イメージング質量分析の概要を説明し,実験を始めるにあたって注意すべきノウハウについて,実例を交えて解説します.
16:20~16:50 ◆まとめ,総合討論

※ 第1日目の講義終了後に情報交換会を行います.
 疑問点の解消や講師・他の参加者との情報交換の場としてお役立てください.
※ 事情により時間・講義順が変更になる場合がございます.悪しからずご了承ください.