日本質量分析学会BMS 研究会では、生命科学の発展を質量分析法により切り拓こうとする新進気鋭の若手研究者を奨励し、その研究成果を広く世界へ発信し、将来国際的にリーダーシップをとる第一線の研究者を育成する目的で、本年度よりトラベルアワードを設定いたしました。なお、本アワードは、BMS研究会賛助会員からの会費を財源として運営されています。 |
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内 容: |
2006年に開催される下記の2つの学術研究集会への参加費用および渡航宿泊費用の援助
第54回アメリカ質量分析学会コンファレンス(ASMS、シアトル)
第17回国際質量分析学会コンファレンス(IMSC、プラハ)
ASMS 20万円、IMSC 30万円 を上限とする実費
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対 象: |
上記学術集会参加時に、学生または助手、研究員等の若手職員で、2006年4月1日現在で33歳以下であること
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審査結果発表: |
募集に対し、大学、研究機関、一般企業等から9名の若手研究者より応募がありました。10名からなる選考委員会での厳正な審査の結果、以下の4名の方を受賞者として決定いたしました。(五十音順)
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佐藤貴弥氏(日本電子、主任):IMSC 「生体分子測定のための新しい高性能 MALDI-TOF 質量分析計の開発」 |
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新間秀一氏(総合研究大学院大学生命科学研究科、博士5年制3年次):ASMS 「透明導電性シートを用いたイメージング質量分析用生体標本サンプルの作成法」 |
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鈴木宏明氏(東大院・理、M2):IMSC 「MALDI におけるクロリド付加イオン生成とマトリクス-塩化アンモニウム 相互作用:中性オリゴ糖の負イオン化メカニズムの解析」 |
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山本竜也氏(広島大・博士研究員):ASMS 「質量分析とカルボキシペプチダーゼ消化を組み合わせたタンパク質の部位 特異的 H/D 交換の同定」 |
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応募された方々、受賞された方々の研究の益々のご発展をお祈り申し上げます。
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BMS 研究会世話人代表 明石知子
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2006年02月16日掲載 |