オーガナイザー:田口良(東大) メタボロームは遺伝子やタンパク質の機能解析という点では genotype と phenotype を結ぶという点で molecular phenotype とも呼ぶことが出来,この代謝物解析の重要性は近年,とみに増してきている. このシンポジウムではメタボローム解析において質量分析で得られる測定 data から,どの様に変動要因を明らかにしていくかという問題について,多変量解析を用いた統計的手法の利用という観点と,代謝分子を同定するために,個々の代謝物の分子量関連イオンやそのフラグメントの質量 data base をどのように構築してゆくかという点を主要なテーマとして取り上げた.
A Review of Methods to Circumvent Low Duty Cycle and Poor Peak Capacity when Analyzing Complex Peptide Mixtures via LC-MS-based Shotgun Proteomic Technologies.
( 1UW Med Chem ・ 2Insilicos ・ 3Michrom)
Houle Wang3 ・ Yang Wang3 ・ Kerry Nugent3 ・ Soyoung Ryu1 ・ Catalin Doneanu1 ・ Greg Taylor1 ・ Brian Pratt2 ・ Erik Nilsson2 ・ oDavid Goodlett1
オーガナイザー:橋本豊(山梨大) 創薬の場では多くの候補薬物が毒性や薬物動態特性の不具合により drop out してゆく.しかし,これらの不具合をただ漫然と見つめているわけではなく,薬物動態特性を改善するための drug design 研究などは,かなり進展してきた.一方,毒性についてはメカニズム研究,毒性予測などはやっと緒に就いたところといえる.これらの研究には,薬物動態研究者がその手法を駆使し,積極的に関与する必要がある.今回は主に薬物動態研究者の側から見た,毒性研究の現状をoverviewし,更に今後の課題について考える.