第70回質量分析総合討論会では、若手の育成を期すため、ベストプレゼンテーション賞の表彰を行いました。発表申込み時に本賞審査対象となることを希望された発表60件について、実行委員会が委嘱した審査員(日本質量分析学会理事、総合討論会セッションオーガナイザー、Mass Spectrometry誌・JMSSJ誌の編集委員から構成)によって厳正なる審査を行い、最優秀賞4件ならびに優秀賞4件を決定いたしました。
最優秀賞
- 2P-40(2D-O1-1015) 浦上彰吾(北大院生命)
- 「MALDI-TOF MSによるO抗原迅速同定法の開発」
- 3P-07 山田侑季(阪大院情報)
- 「LC-QTOF/MSを用いたリン脂質の13Cトレーサー解析」
- 3P-37(3C-O1-1000) 鳥越大平(九大院シス生)
- 「LC/HRMS/MSとin silico エピメタボライトデータベース (IEMDB) に基づく未知の親水性代謝物の包括的構造推定」
- 3P-38(3A-O2-1620) 小池海斗(帝京大薬)
- 「宇宙環境における酸化ストレスがもたらす生体内脂質変動解析」
優秀賞
- 1P-46(1D-O1-1730) 池田和輝(九大院シス生)
- 「ヒト初代肝細胞のマルチオミクス解析を基盤とした薬物誘発性肝障害評価法の開発」
- 2P-12 美甘涼(広島大院理)
- 「モンシロチョウ(Pieris rapae)の『フェロモン』はどこにあるのか」
- 2P-26 金尾英佑(京大院薬・医薬基盤健栄研)
- 「細胞外小胞のサブクラス化に向けたグライコプロテオームプロファイリング」
- 3P-39(3B-O2-1540) 山口祐希(阪大院工)
- 「水素/重水素交換質量分析とクロスリンク質量分析を用いたFcγRIIIaおよび抗原との結合におけるIgGの構造解析」
受賞された皆様に心よりお祝い申し上げますとともに、惜しくも受賞に至らなかった応募者の方々を含め、若手各位の今後のさらなるご発展を祈念いたします。 また、お忙しい中、審査にご協力くださいました先生方に、この場を借りて厚くお礼申し上げます。
賞の詳細
- 賞の名称:
- 第70回質量分析総合討論会ベストプレゼンテーション賞
- 賞の内容:
- 第70回質量分析総合討論会において、研究の質、およびプレゼンテーションの正確さ、表現の分かりやすさに関する評価基準に照らし合わせ、優れていると判断された演題の主たる発表者に与えられる賞
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- 最優秀賞受賞者には学会和文誌(JMSSJ)への「extended abstract(本討論会要旨の詳細、A4で2ページ)」の投稿をお願いします。
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- 口頭発表でエントリーされた演題についても、審査はポスター発表に対して行います。
- 応募資格:
- 代表発表者として発表する若手(2022年4月1日時点で35歳未満)の正会員または学生会員
審査基準
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- 研究の独自性、将来性に関する基準項目(配点50%)
- 研究目的の新規性、独創性が高く、また明確に示されているか
- 研究の有用性、将来性が高いか
- 結果の解釈と考察が科学的かつ論理的で示唆に富んでいるか
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- プレゼンテーションの正確さ、表現の分かりやすさに関する基準項目(配点50%)
- ポスターを見渡して、説明を聞かなくても要点をすぐに理解することができるかどうか
- 文字や図表の大きさが適度であり、ある程度離れても解読できるかどうか
- 情報が過多ではないか
- 用語が正しく使用されているか
- 発表者の説明が簡潔かつわかりやすく、説明時間が適度かどうか
- 質問に対する回答が簡潔かつ的確であるかどうか
- 説明している相手以外の聴衆全体に対する配慮があるかどうか
表彰式
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- 表彰式は討論会最終日6月24日(金)、16:50よりA会場にて行いますので、エントリーされた方は必ず出席してください。