日本質量分析学会 第70回質量分析総合討論会会

開催趣意書

第70回質量分析総合討論会 開催趣意書

 第70回質量分析総合討論会を2022年6月22日(水)~24日(金)の3日間、福岡県福岡市にある福岡国際会議場にて開催する運びとなりました。

 質量分析は、様々な学術研究分野の進歩を基盤から支える重要な分析手法として広く活用されています。今回で第70回を数える本討論会は、その長い歴史に裏打ちされ、質の高い研究を行う研究者、高いレベルの技術者、これらの研究や技術を利用する幅広い分野のユーザーが数多く参加されています。そしてこれらすべての方々が関わって、様々な分野の科学と技術に対応して進化し続け、今日の日本の質量分析技術が築き上げられています。

 質量分析総合討論会は、日本質量分析学会の年一度の最大の年会であり、全国の国立・公立・私立の大学や研究機関だけでなく、多くの国内外の企業からも多数の研究者が参加されています。本討論会においても例年通り、口頭発表、ポスター発表、若手セッション等の企画を予定しております。10件程度のベストプレゼンテーション賞を口頭及びポスター発表から選定する予定ですので多くの若手の方による発表が期待されます。また、今回新たに、アジアオセアニア地区の参加者を中心に口頭発表していただく国際セッションも企画しています。また、特別講演として、藤田誠卓越教授(東京大学大学院工学系研究科)、中山敬一教授(九州大学生体防御医学研究所)、Cheng-Chih Richard Hsu准教授(国立台湾大学)をお招きする予定にしております。さらに若手研究者・技術者からの積極的な参加・発表を期待し、例年通り、ベストプレゼンテーション賞を口頭及びポスター発表から選定する予定です。

 このように、質量分析総合討論会は「質量分析」に関わる基礎から応用まで、国内外のアカデミア、産業界の研究者・技術者による非常に活発な議論、討論、そして情報交換が行える場ですので、皆様方には是非ご参加頂き、様々な方面から活発なご討論、情報交換を行っていただければと思います。実行委員の総力を結集して、全ての方々に安心してご参加いただき、また満足いただける総合討論会にすべく、感染対策を含め鋭意準備を進めておりますので、是非多くの方にご参集いただけましたら幸いです。

 最後に、質量分析総合討論会の開催に対して、これまで頂戴した多くのご協力、ご支援に心からの感謝を申し上げるとともに、本討論会において、多くの皆様にお目にかかれることを、一同心より楽しみにしております。

第70回質量分析総合討論会
実行委員長 馬場 健史