日本質量分析学会 第72回質量分析総合討論会
日程
2024年6月10日(月)~ 6月12日(水)
会場
つくば国際会議場 エポカルつくば(茨城県つくば市竹園2-20-3)
  •  
  •  
  •  
  •  

ベストプレゼンテーション賞

第72回質量分析総合討論会では、若手の育成を期すため、ベストプレゼンテーション賞の表彰を行いました。発表申込み時に本賞審査対象となることを希望された発表61件について、実行委員会が委嘱した審査員(日本質量分析学会理事・監事、総合討論会セッションオーガナイザー、Mass Spectrometry誌・JMSSJ誌の編集委員から構成)によって厳正なる審査を行い、最優秀賞4件ならびに優秀賞4件を決定いたしました。

最優秀賞

1P-26(1D-O1-1433) 高山卓大(立命館大薬)
「多重安定同位体標識Chemical-taggingを用いた標的/非標的融合型メタボロミクスの開発とヒト運動負荷血液測定への応用」
1P-34(1C-O1-1433) 前田朝登(京大院薬)
「酵素的リン酸標識によるタンパク質高次構造変化の大規模マッピング」
2P-06 角田健吾(東北大院理)
「イオンモビリティー質量分析を用いたプロトン移動を伴うイオン分子反応の温度依存性の研究」
2P-10(3D-O1-1009) 高野凜(山梨大)
「水中における生体サンプルの直接質量分析」

優秀賞

1P-23 橋本隼輔(阪大院情報)
「マクロファージ様細胞株の13C代謝フラックス解析法の構築」
1P-38 丸岡毅(京大院農)
「LC/MS/MSとGC/MS分析による虫糞茶と市販茶の比較」
2P-20 日比谷由紀(東大先端研)
「炭素質コンドライトにおけるハロゲン濃度の定量化とI-Xe年代測定」
3P-43 汪秋益(島津)
「植物-病原体相互作用におけるファイトアレキシンの機能解明に向けた関連物質の分布解析」

受賞された皆様に心よりお祝い申し上げますとともに、惜しくも受賞に至らなかった応募者の方々を含め、若手各位の今後のさらなるご発展を祈念いたします。また、お忙しい中、審査にご協力くださいました先生方に、この場を借りて厚くお礼申し上げます。

ベストプレゼンテーション賞結果発表

賞の詳細

賞の名称:
第72回質量分析総合討論会ベストプレゼンテーション賞
賞の内容:
第72回質量分析総合討論会において、研究の質、およびプレゼンテーションの正確さ、表現の分かりやすさに関する評価基準に照らし合わせ、優れていると判断された演題の主たる発表者に与えられる賞
  • ●最優秀賞受賞者には学会和文誌(JMSSJ)への「extended abstract(本討論会要旨の詳細、A4で2ページ)」か、英文誌(Mass Spectrometry)へのoriginal paperの投稿をお願いします。
  • ●口頭発表でエントリーされた演題についても、審査はポスター発表に対して行います。
  • ●ポスターの表記は必ず英語でお願いいたします。発表言語は、日本語もしくは英語でお願いいたします。
応募資格:
代表発表者として発表する若手(2024年4月1日時点で35歳未満)の正会員または学生会員(日本質量分析学会、Korean Society for Mass Spectrometry、Taiwan Society for Mass Spectrometry)

審査基準

  • ●研究の独自性、将来性に関する基準項目(配点50%)
    • 研究目的の新規性、独創性が高く、また明確に示されているか
    • 研究の有用性、将来性が高いか
    • 結果の解釈と考察が科学的かつ論理的で示唆に富んでいるか
  • ●プレゼンテーションの正確さ、表現の分かりやすさに関する基準項目(配点50%)
    • ポスターを見渡して、説明を聞かなくても要点をすぐに理解することができるかどうか
    • 文字や図表の大きさが適度であり、ある程度離れても解読できるかどうか
    • 情報が過多ではないか
    • 用語が正しく使用されているか
    • 発表者の説明が簡潔かつわかりやすく、説明時間が適度かどうか
    • 質問に対する回答が簡潔かつ的確であるかどうか
    • 説明している相手以外の聴衆全体に対する配慮があるかどうか

表彰式

  • ●表彰式は討論会最終日6月12日(水)、16:00よりB会場にて行いますので、エントリーされた方は必ず出席してください。