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2012年度 同位体比部会(宮城、21-23 November 2012)

2012年度 同位体比部会報告

同位体比部会長 長尾敬介

2012年度の質量分析学会同位体比部会研究会は、中村智樹氏を代表とする東北大学の方々の世話で、宮城県仙台市秋保温泉で11月21日(水)から23日(金)まで開催された。72名(一般40名・学生32名:うち質量分析学会員8名)の参加者があり、口頭発表27件とポスター発表23件の研究発表で情報交換や討論が行われた。過去最高6名の学部4年生の参加もあり、これまで以上に広い世代間の研究情報を含めた交流の場としての意義が増してきている。
過去2回の実施を経て定着した感のある「第3回プレゼミ」は、Nuts and Bolt of Inorganic Mass Spectrometryと銘打って同位体質量分析計の動作原理のイロハを6名の講師が解説した。プレゼミだけの参加希望者が出てきたことからも、同位体質量分析装置をブラックボックスとして使うことへの危機感を持つ研究者が多いことを反映していると感じる。特別学術講演は、高岡宣雄(九州大学名誉教授)、島村匡(北里大学教授・ベルトルートジャパン)、日下部実(富山大学教授)の3氏にそれぞれ、テルル二重ベーター壊変、原発事故に関連した放射線計測、カメルーンのニオス湖に供給されるマグマ起源ガスについて話していただいた。また、今年度で定年を迎える齋藤和男教授(山形大学)と福岡孝昭教授(立正大学)には、夕食後の「ゆかたセッション」と名付けたゆったりした雰囲気の中で、研究の進め方や思い出話など興味深い話をしていただいた。幅広い研究分野にわたるこれら5つの講演は、いずれも好評であった。 2日に分けたポスター発表は時間的にタイトなスケジュールとなったため、ゆかたセッション終了後の21時過ぎから23時頃までの深夜におこなわれ、熱心な意見交換が続いた。学生の発表者を対象とした同位体比部会らしい発表に対する賞を設け、口頭発表は長勇一郎さん(東京大学・D2)と中田亮一さん(広島大学・D2)、ポスター発表は小池みずほさん(東京大学・M1)と石橋充子さん(北海道大学・B4)が受賞した。最優秀の長さんと小池さんには記念としてトロフィーをプレゼントした。
今回の同位体比部会は、東北大学のGCOE『変動地球惑星学の統合教育研究拠点』(代表:大谷栄治 東北大教授)から講演会場の借料を含む運営全般にかかる費用および特別講演者へのサポートをしていただいたおかげで、快適で充実した研究会を開催することが出来たことを記して研究会参加者一同を代表して感謝の意を表する。さらに質量分析学会からの研究会開催補助金は、研究会の充実に大いに役立った。最後に、研究会開催場所の選定から準備と運営の全てにご尽力いただいた、東北大学の中村智樹さん、平野直人さん、石井亜佑美さん、および学生の皆様に深く感謝します。

日時:2012年11月21日(水)〜23日(金)(2泊3日)
場所:宮城県仙台市太白区秋保町湯元 伝承千年の宿 佐勘
TEL 022-398-2233 FAX 022-398-2168 
プログラム:(PDFファイル参照
参加者:72名(一般40名・学生32名:うち質量分析学会員8名)
2012年度開催世話人 中村智樹・平野直人・石井亜佑美 (東北大学)