日本質量分析学会 第71回質量分析総合討論会

プログラム

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特別講演

福崎英一郎 教授(大阪大学大学院工学研究科)
メタボロミクスの精密表現型解析への応用

発表形式

  1. 基盤セッション・若手研究者セッション(午前):投稿された演題の中に対して、分野毎の口頭発表をプログラム委員会が選抜します。
  2. ポスター発表(午前&午後):ポスター発表のみを希望された演題と、基盤セッション・若手研究者セッション以外の演題のポスター発表を行います。
  3. シンポジウムセッション(午後):セッションオーガナイザーが事前に選定した口頭発表を行います。

シンポジウムセッション

セッション概要

■セッション番号
1A-S
■セッション名
製薬企業におけるバイオ医薬品の質量分析
■オーガナイザー
大田剛(塩野義製薬株式会社)/川瀬直樹(アステラス製薬株式会社)
■開催趣旨
抗体医薬品やタンパク質ワクチンなどのバイオ創薬において、質量分析による構造特性の評価(Multi-attribute method : MAM)や、水素重水素交換質量分析法(HDX-MS)、クロスリンク質量分析(XL-MS)に代表される構造プロテオミクスの活用が製薬企業においても広がり、質量分析は必須の分析法となっている。
本セッションでは、バイオ創薬を担う製薬企業が、どのような目的・場面で、どのような技術を使いデータを取得しているのか、また、その過程の課題認識について発表していただき、各バイオ創薬ステージにおいて必要とされる質量分析の姿について、活発に議論したい。
■キーワード
バイオ医薬品、抗体、ワクチン、多特性解析メソッド、構造プロテオミクス
■セッション番号
1B-S
■セッション名
材料の質量分析における最新の構造解析法とデータ解析法
■オーガナイザー
大坂一生(富山県立大学)/升本明日香(三菱ケミカル株式会社)
■招待講演
北川慎也(名古屋工業大学)
■開催趣旨
工業材料分野においては、高付加価を付与できる高機能性材料の開発が進められている。一方で、それらの製品の不良・劣化解析や、環境への流出した製品の分析も注目されている。これらの分析において、目的成分の質量情報や含有量情報を得ることができる質量分析への期待は大きい。質量分析で得られる膨大なため、統計解析やAI/機械学習技術の活用など、データ解析法は多様化しており、その発展は分析法の開発と同様に注目されている。本セッションでは、工業材料分析のための質量分析や、質量分析と各種分析手法を組み合わせた複合分析による材料分析と、その解析法について議論することを目的とする。前処理、分離、イオン化、質量分析イメージング、イオンモビリティー、データ解析、各種分析手法と組み合わせた手法等について議論する。
■キーワード
前処理/分離、イオン化、質量分析イメージング、イオンモビリティー、データ解析
■セッション番号
1C-S
■セッション名
質量分析データベースの進む道
■オーガナイザー
松田史生(大阪大学)/馬場健史(九州大学)
■招待講演
伊藤隆司(九州大学)
■開催趣旨
本学会は質量分析データの収集、データベース化を積極的に行ってきた。これは、棋士が棋譜を残すように、質量分析はマススペクトルを残すことで測定対象の構造、物性、反応情報をさらに読み解く手がかりを後世に残すことができるからである。一方、質量分析法の普及にともない、質量分析データの利活用にも学際的な広がりを見せている。そこで、本シンポジウムでは、これまでの取り組みを概観するとともに分野横断的に発展させていく対話の場としたい。
■キーワード
データベース、プロテオミクス、低分子、データ利活用、software
■セッション番号
2A-S
■セッション名
メタボロミクスが抱える技術的課題解決に資する研究
■オーガナイザー
高橋政友(九州大学)/松岡悠太(京都大学)
■開催趣旨
代謝物の網羅的解析を旨としたメタボローム研究は、医薬、医療、食品、農業、環境などの様々な分野で広く利用されるようになってきた。これまでのメタボロミクス研究の潮流として、現状技術を用いたアプリケーション研究が主流であったが、ごく最近では、メタボロミクスが抱えている技術的課題 (前処理方法、網羅的分析、定量分析、代謝物同定手法など) の解決に向けた研究報告が増えてきている。各種アプリケーション研究を効率的に進めていくためにも、メタボロミクスが抱えている課題の解決は避けて通れない。そこで本セッションでは、メタボロミクスにおける技術的課題の解決を目指してアプローチした研究事例を紹介するとともに、メタボロミクス研究の現状と今後について議論する場としたい。
■キーワード
メタボロミクスにおける技術的課題、メタボロミクスの現状と今後
■セッション番号
2B-S
■セッション名
質量分析を用いた環境中に存在する人為的化合物の高感度定量
■オーガナイザー
谷水雅治(関西学院大学)/丸岡照幸(筑波大学)
■基調講演
薮田ひかる(広島大学)
■開催趣旨
質量分析は、環境中の極微量化合物の高感度分析に応用されており、水や大気、土壌中での放射性物質や、有害金属元素、有機化合物の検出や高精度同位体分析などが試みられている。本セッションでは、高感度に環境中の化合物の定量を行う手法の確立に関する発表を軸として、その環境化学的な応用研究も含めて、ソフトとハードの両面に関する発表により、相互理解を深める場としたい。
■キーワード
環境中化合物、高感度定量、物質循環、放射性物質、同位体分析
■セッション番号
2C-S
■セッション名
農産物および食品の質的評価のための質量分析
■オーガナイザー
及川彰(京都大学)/飯島陽子(工学院大学)
■招待講演
松井利郎(九州大学)
■開催趣旨
食品ならびに食品の原材料となる農産物に含まれる成分は、栄養や嗜好性、健康などの機能性に直接関わる重要な要素であり、これらの成分の定性あるいは定量分析は、食品や農産物の品質価値を測るうえで必須の手段である。質量分析装置はこれら天然有用成分の探索、構造決定、高感度定量分析のツールとしてパワフルに活用されてきた。また、近年はバイオインフォマティクスの活用によるメタボローム解析にも利用されている。
本セッションでは、食品や農産物の品質評価、ならびに付加価値を高めるための有用成分分析について、様々な手法で質量分析を活用した最新の研究成果を講演いただき、その現状と将来展望を議論する場としたい。
■キーワード
農産物、食品、品質評価
■セッション番号
3A-S
■セッション名
質量分析を用いたタンパク質解析の最先端技術と応用
■オーガナイザー
杉山直幸(京都大学)/増田豪(熊本大学)
■開催趣旨
質量分析を用いたタンパク質測定、プロテオーム解析の技術は近年めざましい進歩をとげており、生命現象を理解するうえで欠かせないツールとなっている。一方で、測定における感度や網羅性の向上、タンパク質の形態、局在の変化にともなう多様な機能の理解など、解決すべき課題も多く残っており、克服するための様々な挑戦的研究も進められている。本セッションでは、タンパク質解析研究を加速させる様々な技術や、その手法を応用した研究に焦点をあてて、試料調製法から分析技術、データ解析に至るまで広範な議論を行いたい。
■キーワード
タンパク質、プロテオミクス、一細胞解析、プロテオフォーム、同定・定量、データ解析
■セッション番号
3B-S
■セッション名
日本におけるPer-and polyfluoroalkyl substances (PFAS)最新研究
―何がわかったか―
■オーガナイザー
高木総吉(大阪健康安全基盤研究所)/山本敦史(公立鳥取環境大学)
■招待講演
長谷川健(京都大学化学研究所)
■開催趣旨
ペルフルオロアルキルおよびポリフルオロアルキル化合物(PFAS)はその構造式に高度にフッ素に置換されたアルキル基を持った化合物である。PFASはユニークな性質を持っており、撥水剤、撥油剤、防汚剤、泡消火剤、化粧品など様々な製品に使用され、我々はこの性質の恩恵を受けている。一方、生体内や環境中での蓄積、生態影響が世界規模で問題となっている。今回は日本国内のおけるPFAS研究の最新成果についてご講演いただき、何が今わかっているのか、これから何をすべきなのか、PFAS研究への質量分析計の活用などの議論ができる場にしたいと考える。
■キーワード
PFAS、環境、材料、ヒト、LC-MS/MS
■セッション番号
3C-S
■セッション名
イオン移動度をはじめとする装置開発が質量分析にもたらす未来
■オーガナイザー
竹内孝江(奈良女子大学)/美齊津文典(東北大学)
■基調講演
浅川大樹(産業技術総合研究所)
■開催趣旨
質量分析技術において、イオン移動度分析やフラグメンテーションなどとの組み合わせによって、単なる質量データを超えた情報の取得を目指した装置の開発と適用が進んでいる。特にイオン移動度分析は、クラスターや錯体、生体分子などのイオンの構造解析や異性体分離に活用されるようになっている。この分析技術は近年市販装置に組み込まれて利用されているが、わが国では原子分子物理や物理化学研究者を中心に装置開発を通して発展してきた経緯がある。本セッションでは、これらの分析技術やイオン化、励起法などの周辺技術も含めた装置開発とその利用に関する現在の最新の研究と将来の展望に関して、基礎研究から応用利用まで幅広い講演を通して議論することを目指す。
■キーワード
イオン移動度、装置、ハードウェア基盤技術、イオン化、励起
■セッション番号
2A-O
■セッション名
アジア・オセアニア国際セッション「アジアの新しい風」
■オーガナイザー
宮下正弘(京都大学)/関本奏子(横浜市立大学)
■招待講演
Low Teck Yew(マレーシア国民大学)
■開催趣旨
アジア・オセアニア地域からの質量分析に関する学術発信は止むことなく、ますます大きな拡がりを見せている。2010年、つくば大会で産声を上げたAOMSCも隔年開催ごとに拡大を続け、2025年ふたたび日本で開催することとなった。本セッションでは、昨年に引き続き、アジア・オセアニア地域において活躍する若手研究者と最新の研究成果について自由に議論し、アジアに吹く新しい風を皆さんと共有したい。

基盤セッション

基盤セッションでは研究分野ごとに口頭発表を選抜します。

セッション概要

■セッション番号
1A-O
■セッション名
オミクス関連
■セッション番号
1B-O
■セッション名
同位体・加速器関連
■セッション番号
2B-O
■セッション名
装置・インフォ・基盤技術・イオン化関連
■セッション番号
3A-O
■セッション名
なんでも構造解析
■セッション番号
3B-O
■セッション名
なんでも定量解析

若手研究者セッション

若手研究者セッションでは学生・若手研究者の口頭発表を選抜し、分野横断型のセッションとします。

セッション概要

■セッション番号
1C-O
■セッション名
若手研究者セッション1
■セッション番号
2C-O
■セッション名
若手研究者セッション2
■セッション番号
3C-O
■セッション名
若手研究者セッション3